夏に咲く花の一覧|6月・7月・8月の代表的な花と色別・暑さに強い花木・植えっぱなしの多年草|active moment

6〜8月に咲く花には、ヒマワリやアサガオ、マリーゴールド、サルビア、ハイビスカスなど、夏の強い日ざしの中でも元気に咲く種類がたくさんあります。このページでは夏に咲く花を、暑さに強い草花・球根・花木の性質別色別で一覧にまとめ、選び方や育て方のコツ、作業カレンダーまでを、当サイトで撮影した写真とあわせて解説します。

夏は花にとって過酷な季節ですが、選び方さえ押さえれば初心者でも失敗しません。「暑さに強いか」「屋外の花壇か、鉢・室内か」「今年だけか、毎年咲かせたいか」で選ぶと、種類が多くても候補が絞れます。「植えっぱなしで毎年咲く花」「初心者向けの寄せ植え」「6〜8月の作業カレンダー」まで順にまとめています。なお、3〜5月に咲く花は〈春に咲く花の一覧〉、9〜11月は〈秋に咲く花の一覧〉、12〜2月は〈冬に咲く花の一覧〉をご覧ください。

目次

夏に咲く花とは|見頃は6〜8月が目安

「夏の花」と呼ばれる範囲

園芸で「夏の花」というと、多くは6月から8月ごろに見頃を迎える花を指します。梅雨のころに咲くアジサイやハナショウブから、真夏の日ざしの中で咲くヒマワリやハイビスカスまで幅があり、初夏・盛夏・晚夏で主役が移り変わります。本記事では6〜8月に咲く花を中心に、暑さの中で長く楽しめる種類をまとめます。見頃は地域や年、品種によって前後するため、植え付けや観貞の予定は各地の情報もあわせてご確認ください。

夏の花の特徴

夏の花は、暑さと強い日ざしに耐え、開花期が長いものが多いのが特徴です。原産地が熱帯・亜熱帯の植物が多く、気温が高いほどよく育って次々と花を咲かせます。ヒマワリやマリーゴールド、ニチニチソウ、ポーチュラカのように真夏でも花を絶やさない一年草と、サルスベリやムクゲのように長期間咲き続ける花木が、夏の景色をつくります。一方で高温多湿の蒸れには弱いものもあり、風通しと水やりの管理が長く咲かせるコツになります。

春の花・秋の花とはどう違うのか

春の花が「種類と色で庭全体を埋める」なら、夏の花は暑さに負けない強さと、花期の長さが持ち味です。春の一年草の多くは初夏の暑さで終わるため、5月ごろに夏の花へ植え替えます。秋の花と重なる種類も多く、サルビアやケイトウ、センニチコウ、ペンタスは夏から秋まで長く楽しめます。長いシーズンを花で切らさないコツは、夏に強い一年草と、毎年咲く多年草・花木を組み合わせることです。

夏の花の選び方は5つの視点で決まる

夏の花を選ぶときは、①暑さ・日ざしに強いか育てる場所に合う性質か(花壇か、鉢・ベランダか) ③初心者でも育てやすいか花期が長いか水やりの手間が少ないか ── この5つで考えると、種類が多くても候補が絞れます。とくに真夏は水切れとの戦いになるので、乾燥に強い花を選ぶと管理がぐっと楽になります。

梅雨に咲く初夏の花|アジサイ・ハナショウブ

6月の梅雨どきには、しっとりとした風情の花が見頃を迎えます。アジサイ(紫陽花)は、青やピンク、白の手まり状・額状の花を雨の中で咲かせる、初夏の代表的な花木です。土の性質によって花色が変わることでも知られています。ハナショウブ(花菖蒲)は、水辺や湿った場所を好む宿根草で、紫や白のすっと立つ花が涼しさを感じさせます。甘い香りのクチナシもこの時期に白い花を咲かせます。梅雨の花は日ざしがやわらかいぶん、しっとりとした雰囲気で楽しめるのも魅力です。

アジサイ(紫陽花)のこと

夏を代表する花|ヒマワリ・マリーゴールド・アサガオ

夏の花としてまず名前が挙がるのが、この3つです。花壇の主役から夏の風物詩まで、夏の景色をつくる代表的な花です。

ヒマワリ(向日葵)

太陽に向かって咲く、夏を象徴する花です。7〜9月ごろ、鮮やかな黄色の大輪が青空に映えます。草丈2m近くになる大型種から、鉢で楽しめる矮性種、切り花向きの分枝種まで品種が豊富で、種から手軽に育てられるのも魅力です。畑一面に咲くイメージが強い花ですが、鉢でも育てられます。

夏の日ざしの中で咲くヒマワリ

育てるコツ:日当たりと水はけのよい場所を好みます。直まきなら本葉が出たころに間引き、大型種は支柱で倒れを防ぎます。乾燥にはやや弱いので、真夏は朝のうちにたっぷり水を与えます。

ひまわりの育て方

マリーゴールド

オレンジや黄色の花を、春から霜が降りるころまで休みなく咲かせる、丈夫な一年草です。暑さに強く、真夏の花壇でも花色が褪せにくいのが持ち味。花壇の縁取りにも、プランターにも使いやすく、独特の香りが害虫よけになるためコンパニオンプランツとしても親しまれています。

オレンジ色の花を咲かせるマリーゴールド

育てるコツ:日なたと水はけのよい土を好みます。咲き終わった花をこまめに摘む「花がら摘み」を続けると、次々と花が上がって長く楽しめます。梅雨や真夏の蒸れが苦手なので、混みすぎたら切り戻して風通しをよくします。

マリーゴールドの育て方マリーゴールドの花言葉

アサガオ(朝顔)

夏の朝を彩る、つる性の一年草です。青や紫、ピンクの花を7〜9月の早朝に咲かせ、昼にはしぼみます。つるをネットやフェンスに這わせれば、日ざしをやわらげる緑のカーテンにもなり、暑さ対策を兼ねて楽しめます。種から育てやすく、夏の観察や自由研究の題材としても親しまれています。

育てるコツ:日なたを好み、生育期は水をよく吸います。つるが伸びたら支柱やネットへ誘引します。緑のカーテンにするなら、フウセンカズラやゴーヤと組み合わせると葉の密度が上がります。

花壇・プランターで育てる夏の草花

暑さに強く、花壇やプランターで長く咲く草花です。夏の主戦力になる、育てやすい種類を集めました。

サルビア

すらりと伸びた花穂に小花を穂状につけ、花壇に縦のラインをつくります。真っ赤に咲くサルビア・スプレンデンスのほか、青紫のブルーサルビア(ファリナセア)など種類が豊富で、夏から秋まで長く咲きます。暑さに強く、群植すると見応えがあります。

赤い花を穂状に咲かせるサルビア

育てるコツ:日なたと水はけのよい土を好みます。花穂が咲き終わったら切り戻すと、わき芽が伸びて次の花が上がります。乾燥には比較的強いですが、真夏の水切れには注意します。

サルビアの花言葉

ニチニチソウ(日々草)

名前のとおり、日々新しい花を咲かせる夏の定番です。暑さと乾燥にとても強く、真夏の炎天下でも花を絶やしません。白・ピンク・赤・紫と色幅が広く、花壇の前面やプランターに向きます。丈夫で手がかからず、初心者にもおすすめです。

育てるコツ:日なたと水はけのよい土を好み、過湿を嫌います。水のやりすぎに注意し、土の表面が乾いてから与えます。切り戻すと株が整い、こんもりと咲きそろいます。

ジニア(百日草)

「百日草」の名のとおり、初夏から秋まで長く咲き続ける一年草です。赤・黄・オレンジ・ピンクと色が鮮やかで、切り花にも人気。暑さに強く、種からも育てやすい花です。小輪の品種は花壇を軽やかに、大輪の品種は華やかにまとめます。

育てるコツ:日なたを好みます。花がらをこまめに摘むと次の花が上がりやすく、うどんこ病を防ぐために風通しよく育てます。

ポーチュラカ・マツバギク

地面を這うように広がり、乾燥した場所でもよく咲く多肉質の花です。ポーチュラカは真夏の日ざしと乾燥に非常に強く、グラウンドカバーや鉢の縁に向きます。よく似たマツバギク(松葉菊)は、松の葉のような細い葉と、菊に似た光沢のある花が特徴で、晴れた日に花を大きく開きます。

光沢のある花を咲かせるマツバギク

育てるコツ:日なたと水はけのよい土を好み、乾燥に強い分、過湿は苦手です。水は控えめにし、伸びすぎたら切り戻します。マツバギクは挿し芽で簡単に増やせます。

マツバギク(松葉菊)とは

ペンタス・サンブリテニア

星形の小花が集まって咲くペンタスは、初夏から秋まで暑さに負けず長く咲き、蝶もよく訪れます。サンブリテニアは、強い日ざしの中でも休まず咲き続ける丈夫な花で、小さくかわいらしい花を株いっぱいにつけます。どちらも夏の花壇やプランターで活躍します。

夏の日ざしの中で咲くサンブリテニア

育てるコツ:日なたと水はけのよい土を好みます。花がら摘みと軽い切り戻しで、秋まで長く咲きます。いずれも暑さに強く、夏の管理が楽な花です。

ペンタスの育て方サンブリテニアの花言葉・育て方

ケイトウ・センニチコウ

燃えるような花穂のケイトウ(鶏頭)と、丸いぼんぼりのような花のセンニチコウ(千日紅)は、夏から秋にかけて花壇を彩ります。どちらも暑さに強く、花もちがよいのが持ち味。ドライフラワーにも向き、色あせしにくいので長く楽しめます。

育てるコツ:日なたと水はけのよい土を好みます。乾燥に比較的強く、真夏でも育てやすい花です。センニチコウは切り戻すと再び花が上がります。

ケイトウの育て方

そのほかの夏の草花

橙や黄の花を株いっぱいに咲かせるガザニア、青や白の小花を長く咲かせるトレニア(夏スミレ)、日陰でも花色が明るいベゴニアインパチェンス、こんもりまとまるメランポジウムなども、夏の花壇や寄せ植えで活躍します。育てる場所の日当たりに合わせて選ぶと失敗しません。

育てるコツ:ガザニアは日なたと乾燥を好み、トレニアやインパチェンス、ベゴニアは半日陰でも育ちます。いずれも花がら摘みと切り戻しで、秋まで長く楽しめます。

トレニアの育て方

夏に咲く花木・低木

夏は木に咲く花も豊かな季節です。長い期間咲き続ける花木が多く、庭のシンボルや生け垣として夏の景色を支えます。

サルスベリ(百日紅)

「百日紅」の名のとおり、7〜9月の長い期間、紅・ピンク・白のフリルのような花を咲かせる夏の代表的な花木です。すべすべした幹肌も特徴で、街路樹や庭木として親しまれます。暑さに強く、日なたでよく咲きます。

庭に植えるときのコツ:日なたを好みます。花は新しく伸びた枝の先につくため、冬に剪定して枝を整えると、翌年もよく咲きます。うどんこ病が出やすいので、風通しよく育てます。

ムクゲ・フヨウ

どちらもアオイ科の花木で、夏の間、次々と大きな花を咲かせます。ムクゲ(木槿)は生け垣にも使われる丈夫な花木で、一日花を毎日更新するように咲きます。フヨウ(苙蓉)はより大輪で、朝から夕方にかけて花色が変わる酔苙蓉も知られます。暑さに強く、夏の庭を長く彩ります。

庭に植えるときのコツ:日なたを好み、生育が早い花木です。放任すると大きくなるので、花後から冬にかけて剪定して樹形を整えます。いずれも新しい枝に花をつけます。

ハイビスカス

南国の夏を思わせる、大きく鮮やかな花を咲かせる花木です。赤・ピンク・黄・オレンジと花色が豊富で、夏の間、一日花を次々と咲かせます。鉢植えで育てて、冬は室内に取り込む楽しみ方が一般的です。

赤く大きな花を咲かせるハイビスカス

育てるコツ:日なたを好み、生育期はよく水を吸います。花を咲かせ続けるには追肥が効果的。寒さに弱いため、最低気成10℃を目安に、冬は室内の明るい場所へ取り込みます。

ハイビスカスの育て方

ブーゲンビリア

ピンクや赤紫の華やかな花(正確には花を包む苞)を、こぼれるように咲かせる南国生まれの花木です。夏を中心に暖かい時期に長く咲き、鉢植えやトレリス仕立てで楽しめます。日ざしと乾燥ぎみの環境を好むのが特徴です。

育てるコツ:日なたを好みます。水を与えすぎると葉ばかり茂って花が咲きにくいので、やや乾かしぎみに管理すると花つきがよくなります。寒さに弱いため冬は室内へ。

キョウチクトウ・ノウゼンカズラ

キョウチクトウ(咓竹桃)は、白やピンクの花を夏の間長く咲かせる、暑さと大気汚染に強い花木で、街路や公園でよく見かけます。ノウゼンカズラはオレンジのラッパ形の花を、つるを伸ばして次々と咲かせます。どちらも夏を代表する、生命力の強い花です。

キョウチクトウ(咓竹桃)は全体に有毒成分を含むとされています。枝葉や花を口に入れない、燃やした煙を吸わないなど、取り扱いには注意してください。小さなお子さんやペットのいる場所への植栽は慎重に。体調に異変を感じた場合は医療機関にご相談ください。

クチナシ・ランタナ・ルリマツリ

甘い香りの白い花を咲かせるクチナシ、咲き進むにつれて花色が変わるランタナ、涼しげな青い小花を夏じゅう咲かせるルリマツリ(プルンバゴ)も、夏に見頃を迎える花木・低木です。生け垣や庭のアクセント、鉢植えに向き、暑さの中でも長く花を楽しめます。

夏に咲く球根の花

春や初夏に植えて夏に咲く球根の花です。すらりと立つ花や大輪の花が、夏の花壇に立体感を添えます。

球根を育てるコツ:多くは春(3〜5月)に植え付けます。日当たりと水はけのよい場所を選び、花の後は葉を残して球根を太らせます。ダリアやグラジオラスは、寒地では秋に掘り上げて保存すると翌年も楽しめます。

咲く時期特徴
ユリ(百合)6〜8月大輪で香りがよい。品種が豊富
グラジオラス7〜9月すらりとした花穂。切り花にも人気
ダリア7〜10月大輪から小輪まで多彩。寒地は掘り上げ
カンナ7〜10月大きな葉と鮮やかな花。暑さに強い
クルクマ7〜9月ハスに似た涼しげな花。鉢でも楽しめる
タマスダレ(ゼフィランサス)7〜9月白い小花。植えっぱなしで毎年咲く

色から探す夏の花

花の名前がわからないときや、寄せ植えの配色を決めたいときは、色から探すのが早道です。色を先に決めると、名前を知らなくても組み合わせが決まります。

夏に咲く主な花
ピンクサルスベリ、ムクゲ、ペンタス、ニチニチソウ、ブーゲンビリア、ジニア
紫・青ブルーサルビア、トレニア、アガパンサス、ルリマツリ、キキョウ、アサガオ
黄・オレンジヒマワリ、マリーゴールド、ガザニア、ノウゼンカズラ、ルドベキア、カンナ
クチナシ、ユリ、タマスダレ、ニチニチソウ、フヨウ、センニチコウ(白)
ハイビスカス、サルビア、ケイトウ、ダリア、ゼラニウム、ペチュニア

夏は原色の花が多いので、主役の花を1色決め、脇に1〜2色、そこに白やグリーンを足すと、強い日ざしの中でもすっきりまとまります。青や白の花を効かせると、涼しげな印象になります。

植えっぱなしで毎年咲く夏の花

一年草は毎年植え替えが必要ですが、多年草・宿根草や掘り上げ不要の球根なら、一度植えれば毎年夏に花を見せてくれます。手をかけずに夏を楽しみたい方におすすめです。

多年草・宿根草

青い小花を涼しげに咲かせるアガパンサス、和の趣のあるキキョウ、松ぼっくり状の花芯が個性的なルドベキアエキナセアなどは、植えっぱなしでも毎年咲く夏の多年草です。とくにアガパンサスやルドベキアは丈夫で、株が大きくなって見応えが増していきます。

育てるコツ:日なた〜半日陰で育ち、乾燥にも比較的強い花が多いです。花の後に切り戻して株を整えると、翌年もよく咲きます。数年に一度、混み合ったら株分けで更新できます。

ルドベキアの花言葉と育て方

掘り上げ不要の球根

タマスダレ(ゼフィランサス)は、植えたままでも毎年白い花を咲かせる丈夫な球根です。日陰ぎみの場所でも育つ球根もあり、明るい半日陰の花として重宝します。一度植えれば数年は掘り上げずに楽しめるので、手間をかけずに毎年花を見たい場所に向きます。

初心者でも育てやすい夏の花|プランターと寄せ植え

「まず一鉢から」という方には、暑さに強く手のかからない花が向きます。ベランダや玄関先でも育てやすい花を選びましょう。

プランター・鉢植えで育てる

ベランダや玄関先なら、草丈が高くなりすぎない花が向きます。ニチニチソウ、ポーチュラカ、マリーゴールド、ジニア、ペンタスあたりが暑さに強く扱いやすい部類です。鉢は根が回りやすく乾きやすいので、真夏は朝のうちに水を与え、必要なら夕方にもう一度確認します。

夏の寄せ植えレイアウト

夏の寄せ植えは、「主役の花+高さの出る花+こぼれる小花」で立体感をつくります。中心にジニアやマリーゴールド、脇にサルビアやペンタス、株元にポーチュラカやトレニアを流すと、暑さの中でもにぎやかにまとまります。色は主役1色・脇2色までに絞り、白やグリーンを足すと散らかりません。多年草を組み合わせておくと、翌年も同じ鉢で夏を迎えられます。

▶ 用土・肥料・鉢のそろえ方は〈はじめての花のガーデニング|必要なものと選び方〉にまとめています。

夏のガーデニング作業カレンダー(6〜8月)

夏は花を楽しむと同時に、水やりと暑さ対策が中心になる季節です。月ごとの目安をまとめました。地域や品種によって前後するので、住んでいる地域の気候にあわせて調整してください。

主な作業
6月夏の花の苗の植え付け。梅雨の蒸れ対策(間引き・風通し)。伸びすぎた春の花の切り戻し。ナメクジ・病気に注意
7月水やりの回数を増やす(朝が基本)。花がら摘みを続ける。真夏の直射で傷む鉢は半日陰へ移動。追肥で花つきを保つ
8月朝夕の水やりで水切れを防ぐ。伸び乱れた株の切り戻し。夏に弱った花の整理。晚夏は秋の花・秋植え球根の準備を始める

夏の花を長く咲かせる管理

水やり・肥料

夏は水の消費が激しく、とくに鉢植えは朝のうちにたっぷり与えるのが基本です。日中の高温時に葉や花へ水をかけると傷むことがあるので、株元に与えます。真夏に乾きが激しいときは夕方にも確認します。花を長く咲かせるには、開花中は薄めの液体肥料を定期的に施すと安定しますが、与えすぎは徒長や病気の原因になるため、株の様子を見ながら加減します。

花がら摘み・切り戻し

しおれた花をこまめに摘む「花がら摘み」を続けると、種に養分を取られず次々と花が上がります。ニチニチソウやマリーゴールド、ジニアなどは、株が間のびしてきたら思い切って切り戻すと、再びこんもりと咲きそろいます。切り戻しは風通しをよくして、夏の蒸れや病気を防ぐ効果もあります。

梅雨と真夏の管理(夏越し)

夏に花を絶やさないコツは、梅雨の蒸れと真夏の水切れ・西日への対策です。梅雨どきは混み合った枝を間引いて風通しをよくし、鉢は雨の当たりすぎない場所へ。真夏は西日の強い場所の鉢を半日陰へ移すと、株の消耗を抑えられます。暑さで弱った株は早めに切り戻し、秋にもう一度咲かせる準備をします。

夏の花の撮り方

夏の花は色が濃く、光が強いのが特徴です。真上からの強い日ざしは影が濃く出るので、朝や夕方のやわらかい光で撮ると、花色が素直に写ります。ヒマワリやハイビスカスのような大輪は、一輪に寄って背景を整理すると主役が引き立ちます。サルスベリやサルビアのように群れて咲く花は、少し引いて色の広がりを入れると夏らしい華やかさが出ます。白い花は明るさを抑えぎみにすると白飛びを防げ、青い花は日陰ぎみのやわらかい光で色が濁らずに残ります。青空を背景に入れると、夏の花の鮮やかさがより際立ちます。

▶ レンズや三脚の選び方は〈花の写真を撮るための機材ガイド〉にまとめています。

夏の花の花言葉

夏の花にも、それぞれ花言葉があります。ヒマワリの「あこがれ」、マリーゴールドの「健康」、ハイビスカスの「繊細な美」など、明るく前向きな意味を持つものが多いのが特徴です。ただし花言葉は出典によって異なることがあり、由来にも諸説あります。贈り物に添える際は最新の情報もあわせてご確認ください。

▶ 花ごとの詳しい意味は〈花言葉一覧|気持ち・感情から探す写真付きガイド〉から探せます。

夏の花の写真について

この記事に掲載している写真は、すべて当サイトが撮影したオリジナルです。夏は花色も光も濃く、被写体がはっきりと写る季節です。主役の一輪を決めて背景を整理すると、原色の花が多い夏の中でも、被写体がすっきりと際立ちます。

よくある質問

6月・7月・8月に咲く花にはどんなものがありますか?
6月はアジサイやクチナシ、7月はヒマワリやアサガオ、サルスベリ、8月はハイビスカスやニチニチソウ、センニチコウなどが代表的です。多くは6〜8月を通して楽しめます。

夏に植えっぱなしで毎年咲く花はありますか?
あります。アガパンサス、ルドベキア、エキナセア、キキョウなどの多年草や、タマスダレなどの掘り上げ不要の球根が代表的です。一度植えれば毎年夏に花を見せてくれます。

夏の花の水やりは朝と夕方どちらがいいですか?
基本は朝のうちにたっぷり与えます。日中の高温時は避け、乾きが激しいときは夕方にも土の乾き具合を確認します。鉢植えはとくに乾きやすいので注意します。

初心者でも育てやすい夏の花は?
ニチニチソウ、ポーチュラカ、マリーゴールド、ジニア、ペンタスなどが、暑さに強く手がかかりにくい花です。まずは一鉢から始めるのがおすすめです。

暑さに強くて水切れしにくい花はどれですか?
ポーチュラカ、マツバギク、ニチニチソウ、ガザニア、センニチコウなどが乾燥に強い部類です。乾きやすいベランダや、水やりの回数を減らしたい場所に向きます。

まとめ

夏の花選びは、①暑さに強いか ②花壇か鉢か ③今年だけか毎年か ④花期が長いか ⑤水やりの手間、の5つで決まります。種類が多くても、この順で考えれば迷いません。花壇の彩りならヒマワリやジニア、暑さに強い定番ならニチニチソウやポーチュラカ、毎年咲かせたいならアガパンサスやルドベキア、庭のシンボルならサルスベリやハイビスカスなどの花木、と役割で選ぶのがコツです。

夏は花にとって過酷ですが、暑さに強い花を選び、水切れと蒸れに気をつければ、初心者でも長く花を楽しめます。夏に強い一年草と、毎年咲く多年草・花木を組み合わせておけば、夏から秋まで庭やベランダを花で切らずに彩れます。まずは育てやすい一鉢から、夏のガーデニングを楽しんでみてください。

はじめての花のガーデニング|必要なものと選び方

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