ムスカリは、秋に球根を植えて春に青紫色の花を咲かせる、初心者にも育てやすい球根植物です。植えっぱなしでも数年は花を楽しめる丈夫さが魅力です。
この記事では、ムスカリの育て方を、球根の植え方・植える時期・水やり・肥料・花が終わったあとの手入れ・水耕栽培・掘り上げ・増やし方まで、一年の流れにそってやさしく解説します。
ムスカリの栽培カレンダー
ムスカリの一年の流れは次のとおりです。
- 植え付け:10〜11月(秋)
- 開花:3〜4月(春)
- 花後の手入れ:4〜5月
- 掘り上げ(必要な場合):5〜6月(葉が枯れたあと)
ムスカリの球根の植え方・植える時期
ムスカリの球根は、10〜11月ごろに植え付けます。秋に植えることで、冬の間に根を張り、春に花を咲かせます。
球根を植える深さと間隔
球根の植える深さは、球根の高さの2〜3倍が目安です。浅植えでも育ちますが、やや深めに植えると花茎が安定します。球根どうしの間隔は数センチあけ、密集させすぎないようにします。
鉢植え・地植えの植え方
鉢植えなら、水はけのよい草花用の培養土を使います。地植えなら、日当たりと水はけのよい場所を選びます。ムスカリは寄せ植えにも向き、チューリップと組み合わせると春の花壇が華やぎます。
ムスカリの置き場所・日当たり
ムスカリは日当たりを好みます。日当たりと風通しのよい場所に置くと、丈夫に育ち花つきもよくなります。日陰では花が咲きにくくなるため、明るい場所で管理しましょう。
ムスカリの水やり
地植えの場合は、植え付け直後をのぞきほとんど水やりの必要はありません。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷり与えます。球根植物なので、過湿による根腐れには注意します。
ムスカリの肥料
ムスカリは肥料が少なくても育ちます。植え付け時に緩効性肥料を土に混ぜておけば十分です。花後に翌年のための球根を太らせたい場合は、葉がある間に薄めた液体肥料を与えます。
ムスカリの花が終わったら(花がら摘み)
「ムスカリの花が終わったらどうする?」というのは、よくある悩みです。
花がら摘み
花が咲き終わったら、花茎を根元から切り取ります(花がら摘み)。種をつけさせると球根の栄養が奪われるため、早めに摘み取ると翌年の花つきがよくなります。
葉は切らずに残す
花が終わっても、葉はすぐに切らず、自然に枯れるまで残します。葉が光合成を行い、翌年の花のための栄養を球根にためるためです。葉が黄色く枯れてきたら取り除きます。
ムスカリは植えっぱなしでも大丈夫?
ムスカリは植えっぱなし(ほったらかし)でも数年は花を楽しめる丈夫な球根です。地植えにすると、毎年春に花を咲かせてくれます。
増えすぎたときの対処
ムスカリは分球してよく増えるため、数年すると「増えすぎ」て窮屈になることがあります。混み合ってきたら、葉が枯れたあとに球根を掘り上げ、植え直すと元気を取り戻します。
ムスカリの掘り上げ・保管
ムスカリは植えっぱなしでも育ちますが、球根を整理したい場合や増えすぎた場合は、葉が枯れた5〜6月ごろに掘り上げます。掘り上げた球根は、風通しのよい日陰でよく乾かし、秋の植え付けまで保管します。
ムスカリの水耕栽培(水栽培)
ムスカリは水耕栽培(水栽培)でも楽しめます。専用の容器やコップに球根を置き、根の先が水に触れる程度の水位で管理します。涼しく暗い場所で根を出させてから、明るい場所に移すと花が咲きます。
水耕栽培で花が終わったら
水耕栽培は球根の栄養を使い切るため、花後の球根は弱りがちです。翌年も育てたい場合は、花後に土に植え替えて葉を育て、球根を太らせます。
ムスカリの増やし方
ムスカリは分球で簡単に増やせます。掘り上げた際に、親球根のまわりにできた小さな球根(子球)を外して別々に植えると、数を増やせます。種からも増やせますが、開花までに数年かかります。
ムスカリの花言葉・別名について
ムスカリの花言葉や別名「ブドウヒヤシンス」の由来など、基本情報はこちらでくわしく解説しています。

