
コスモスの花言葉は「乙女の真心」「乙女の愛情」。秋風に揺れる可憐な姿そのままに、清らかで一途な意味が与えられています。さらに色によっても花言葉は変わり、ピンクには「少女の純潔」、白には「優美」、赤には「調和」、黄色には「野生の美しさ」といった、それぞれ異なる物語があります。
この記事では、コスモスの花言葉を色別・種類別にまとめ、怖い花言葉や別名「秋桜」の由来、誕生花の日付、贈り物におすすめのシーンまで詳しくご紹介します。
コスモスの花言葉
コスモス全般の花言葉は、次の通りです。
「乙女の真心」「乙女の愛情」「謙虚」「調和」
風に揺られながらもまっすぐ立つコスモスの姿は、控えめでありながら芯のある乙女のような印象を与えます。「乙女の真心」「乙女の愛情」という花言葉は、そんなコスモスの清楚な佇まいから生まれました。
「調和」という花言葉は、コスモスの名前そのものに由来します。コスモス(Cosmos)はギリシャ語で「秩序」「調和」「宇宙」を意味する言葉。花びらが均等に並んだ整った姿が、まさに小さな宇宙の調和を表しているとされています。
コスモスの色別の花言葉
コスモスは色のバリエーションが豊富で、それぞれに異なる花言葉が与えられています。代表的な6色をご紹介します。
ピンクのコスモスの花言葉「少女の純潔」
ピンクのコスモスの花言葉は「少女の純潔」です。
日本でコスモスと聞いて多くの人が思い浮かべる、淡いピンク色。やわらかな花色そのままに、汚れのない清らかさを表す花言葉が付けられています。可憐な少女のイメージにぴったりで、秋の贈り物として人気の色です。
ピンクのコスモスは色の濃淡によって表情が変わり、日当たりによって紫色に近く見えることもあります。光と影で表情を変える奥行きが、ピンクのコスモスの魅力です。
→ 日当たりで紫にもピンク色にも変化するコスモスの花(色変化と花言葉の詳細)
白いコスモスの花言葉「優美」「純潔」
白いコスモスの花言葉は「優美」「純潔」「美麗」です。
清楚で気品のある白色は、結婚式のブーケや故人を偲ぶ場面にも選ばれる色。「優美」という花言葉は、白いコスモスがすっと伸びた茎の先で揺れる、その上品な姿そのものを表しています。
赤色のコスモスの花言葉「調和」
赤色のコスモスの花言葉は「調和」「乙女の愛情」です。
鮮やかな赤色は、情熱と落ち着きを両立させた色。コスモスの語源である「調和」がもっとも強く表れる色でもあります。
特にワインレッドの濃い赤色は、シックで大人っぽい印象を与え、秋の花壇に深みを加える存在として人気があります。
黄色・オレンジのコスモスの花言葉「野生の美しさ」
黄色やオレンジ色のコスモスは、いわゆる「キバナコスモス(黄花コスモス)」と呼ばれる別品種です。花言葉は「野生の美しさ」「幼い美しさ」「自然美」。
通常のコスモスより丈夫で、夏から秋まで長く咲き続けるたくましさが「野生の美しさ」という花言葉につながっています。
紫色のコスモスの花言葉「優雅」
紫色のコスモスの花言葉は「優雅」「神秘」です。
紫はもともと高貴な色とされ、コスモスの可憐さに気品が加わった印象を与えます。日が当たるとピンクに見え、影になると深い紫に見える、光の中で変化する花色も魅力です。
チョコレートコスモスの花言葉「恋の思い出」「恋の終わり」
チョコレートコスモスは、黒みがかった深い赤茶色の花を咲かせ、ほんのりチョコレートの香りがする珍しい品種です。花言葉は「恋の思い出」「恋の終わり」「移り変わらぬ気持ち」。
切ない響きのある花言葉ですが、これは年月を経ても変わらない深い愛情の象徴ともされ、大人の贈り物として選ばれることが増えています。
コスモスの怖い花言葉
可憐な印象のコスモスですが、実は少し怖いとされる花言葉も持っています。
特にチョコレートコスモスの「恋の終わり」、紫のコスモスに込められた「移り変わらぬ気持ち」の裏側にある「失恋」のニュアンスは、別れや喪失を連想させる場面で語られることがあります。
ただし、コスモス全般の花言葉はあくまで「乙女の真心」「調和」といったポジティブなもの。「怖い」と表現するには控えめで、贈り物として使う場合に過度に心配する必要はありません。気になる場合は、ピンクや白の明るい色を選び、添えるメッセージで意図を伝えるとよいでしょう。
コスモスの種類
ひと口にコスモスと言っても、品種によって花姿や開花時期が異なります。代表的な3系統を紹介します。
オオハルシャギク(一般的なコスモス)
日本で最も一般的に見られるのが、オオハルシャギク。秋桜と呼ばれるピンクや白の花を咲かせる、いわゆる「秋のコスモス」です。草丈は1〜2mと高く、9月〜11月に開花のピークを迎えます。
キバナコスモス(黄花コスモス)
オレンジや黄色の花を咲かせる品種。オオハルシャギクより耐暑性が高く、夏(7月頃)から咲き始めるのが特徴です。野性的で生命力にあふれ、河川敷や道端でもよく見かけます。
チョコレートコスモス
メキシコ原産の希少な品種。深い赤茶色の花と、本物のチョコレートを思わせる甘い香りを持ちます。鉢植えで栽培されることが多く、ガーデニング愛好家に人気です。
コスモスの誕生花
コスモスは、色や品種ごとに異なる日付の誕生花となっています。
- 白色のコスモス:9月23日、10月14日
- 黄色のコスモス:9月27日、10月5日
- 赤色のコスモス:10月6日
- ピンク色のコスモス:10月22日
いずれも秋の日付で、コスモスの最盛期と重なります。これらの日に誕生日を迎える方への贈り物として、コスモスの花束はぴったりです。
なお、9月14日は「コスモスの日」とされ、3月14日のホワイトデーから半年後の記念日として、恋人にコスモスとプレゼントを贈る風習があります。
コスモスの別名「秋桜(あきざくら)」
コスモスには「秋桜(アキザクラ)」という美しい和名があります。秋に桜に似た花を咲かせることから、この名で呼ばれるようになりました。
「秋桜」と書いて「コスモス」と読むのは、山口百恵さんが1977年に発表した楽曲『秋桜』(作詞・作曲:さだまさし)の歌詞によって広まったとされています。それ以前は「あきざくら」と読むのが一般的でした。
漢字一つで歌の世界観を表現できる日本語の奥深さが、コスモスという花の物語に深みを加えています。
コスモスの英語の花言葉
英語圏では、コスモスに次のような花言葉が与えられています。
– harmony(調和)
– peaceful(平和)
– modesty(謙虚)
– joy in love and life(愛と人生の喜び)
学名の Cosmos はそのままギリシャ語の「秩序・調和」に由来し、英語の花言葉もその意味を引き継いだものが中心です。日本の「乙女の真心」とはまた違った、宇宙的なスケールを持つ花言葉が並びます。
コスモスを贈るおすすめのシーン
秋の誕生日
9月〜10月生まれの方には、誕生花としてコスモスを贈るのがおすすめです。色によって花言葉が変わるので、相手のイメージに合う色を選んでみてください。
結婚式・記念日
白いコスモスの「優美」「純潔」、赤いコスモスの「調和」は、結婚式や結婚記念日にふさわしい花言葉。秋婚のブーケに使うと、季節感のある演出になります。
9月14日「コスモスの日」
ホワイトデーの半年後にあたるこの日に、コスモスとプレゼントを贈り合うと愛が深まるとされています。ピンクのコスモス「少女の純潔」は恋人への贈り物に特におすすめです。
コスモスの花の画像写真一覧
コスモスの花の画像一覧は下記のページにあります。どの写真もユーザー登録不要で自由に利用できます。
コスモスのよくある質問
コスモスの開花時期は?
一般的なコスモス(オオハルシャギク)は9月〜11月、キバナコスモスは7月〜10月と、品種によって異なります。寒さが本格化する前まで楽しめる秋の代表花です。
コスモスは多年草?一年草?
一般的なコスモスは一年草。種から育て、その年に開花して枯れます。ただしこぼれ種で翌年も自然に芽吹くことが多く、毎年同じ場所で咲くこともあります。
コスモスとキバナコスモスの違いは?
どちらもキク科コスモス属ですが、別の品種です。コスモス(オオハルシャギク)はピンク・白・赤系で秋咲き、キバナコスモスは黄・オレンジ系で夏〜秋咲きという違いがあります。
まとめ
コスモスは、「乙女の真心」という清楚な花言葉を中心に、色ごと・品種ごとに豊かな意味の広がりを持つ花です。ピンクは「少女の純潔」、白は「優美」、赤は「調和」、黄は「野生の美しさ」、紫は「優雅」、チョコレートコスモスは「恋の思い出」と、贈るシーンに合わせて色を選ぶ楽しみがあります。
別名「秋桜」が表すように、コスモスは日本の秋を象徴する花。9月14日の「コスモスの日」には、ぜひ大切な人へコスモスを贈ってみてはいかがでしょうか。
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