ベゴニアの花言葉|色別・種類別の意味と「怖い」と言われる理由・誕生花|active moment

ベゴニアの花言葉、誕生花

ベゴニアの花言葉は「幸福な日々」「愛の告白」「片思い」「親切」。春から秋まで長く咲き、色も種類も豊富な花です。

ただ、調べていると「怖い意味がある」という話にも行き当たります。この記事では、全般の花言葉とその由来、色別・種類別の意味、誕生花、そして「怖い」と言われる理由までを、どこまでが確かな話でどこからが出典のはっきりしない話かを分けながら整理しました。

この記事の写真は、すべて当サイトが実際に撮影したものです。掲載しているのは花壇やプランターでよく育てられる四季咲きベゴニア(センパフローレンス)です。

目次

ベゴニアの花言葉

ベゴニア全般の花言葉として、広く挙げられるのは次の4つです。

  • 幸福な日々
  • 愛の告白
  • 片思い
  • 親切

「幸福な日々」「愛の告白」「親切」は明るい意味、「片思い」だけがすこし切ない。この振れ幅が、ベゴニアの花言葉の特徴です。

花言葉の由来

「片思い」の由来としてよく紹介されるのが、葉の形です。ベゴニアの葉はハート型に見えますが、よく見ると左右が対称ではなく、片方だけが大きく育ちます。この「片方だけ」という形が、報われない想いに重ねられたと言われています。

いっぽう「幸福な日々」は、四季咲きベゴニアが春から秋まで途切れずに咲き続けることに由来するとされます。花期の長さがそのまま言葉になった形です。

「ベゴニアの花言葉は怖い」と言われる理由

先に結論を書きます。ベゴニアの花言葉に、恐ろしい意味は見当たりません。一般に紹介されているのは「幸福な日々」「愛の告白」「片思い」「親切」で、いずれも穏やかな言葉です。

「片思い」がネガティブに読まれる

4つのうち「片思い」だけが、報われない気持ちを指します。贈り物のために花言葉を調べていてこの語に当たると、意図しない意味に受け取られないかと不安になる。これが「怖い」と検索される、もっとも自然な理由でしょう。

ただし「片思い」は、恐ろしい意味ではありません。上で書いたとおり葉の形に由来する、むしろ詩的な言葉です。

出典のはっきりしない説について

一部では、ベゴニアに「異常な愛」といった強い意味があると書かれていることがあります。ただし、園芸書や花言葉の一般的な資料でこの語を確認することはできませんでした。

花言葉は法律や公的機関で定められたものではなく、国・時代・資料によって異なります。強い意味が書かれているのを見かけたら、その出典が示されているかを確かめてみてください。当サイトも、確認できたものと確認できなかったものを分けて書くようにしています。

英語圏では意味が違う

「怖い」と言われる背景として、もうひとつ考えられるのが英語圏での花言葉です。ヴィクトリア朝の花言葉辞典に由来する系統では、ベゴニアに「beware(用心しなさい)」という語が当てられることがあります。

日本語の「幸福な日々」「愛の告白」とは、ずいぶん印象が違います。花言葉は国や時代ごとに別々に育ってきたもので、同じ花でも日本と西洋で意味が一致しないことは珍しくありません。ひまわりが西洋で「偽りの富」という意味を持つのと同じ構図です(ひまわりの花言葉でも触れています)。

ただしこれは英語圏の古い辞典に見られる語であって、日本でベゴニアを贈るときに意識されるものではありません。日本語の花言葉で受け取られると考えて差し支えありません。

贈り物として問題になるか

結論として、問題ありません。ベゴニアは母の日の鉢花として長く親しまれてきた花で、贈り物に不向きとされる要素はありません。

それでも気になる場合は、色を選ぶことで伝わり方を整えられます。次の節で色別の花言葉を見ていきます。

色別のベゴニアの花言葉

花言葉向く場面
公平信頼を伝えたい相手へ
ピンク丁寧目上の方・感謝を伝える場面
真実・親切友人・お世話になった方へ
黄色繁栄開店祝い・新築祝い

赤の「公平」は、色の印象からすると少し意外かもしれません。情熱ではなく、偏りのなさを表す言葉です。黄色の「繁栄」は、開店祝いのような場面と相性がよい意味になります。

ピンクの「丁寧」は、ベゴニア全般の花言葉として紹介されていることもある語です。もともと色別の意味として整理されていたものが、全般の花言葉として広まったと考えられます。

色別の花言葉は、資料によって挙げられる語が異なることがあります。ここでは広く紹介されているものを整理していますが、唯一の正解として扱わず、贈る相手との関係や場面に合わせて選んでください。

赤い花をつけた四季咲きベゴニア
ベゴニアの寄せ植え

種類別のベゴニアの花言葉

「ベゴニア」と呼ばれる植物は世界に2,000種以上あり、園芸店に並ぶものだけでも系統がいくつかに分かれます。姿がまるで違うため、品種名で花言葉を探す方も多い花です。

ただし品種ごとの花言葉は、資料によって扱いが分かれます。多くの場合、ベゴニア全般の花言葉がそのまま用いられます。

リーガースベゴニア(エラチオール・ベゴニア)

母の日のギフト鉢花として定番の品種です。八重咲きでバラのような花姿をしていて、花もちがよいのが特徴。「リーガースベゴニア」と「エラチオール・ベゴニア」は同じものを指しますので、どちらの名前で見かけても同じ花です。

花言葉は全般と同じ「幸福な日々」「愛の告白」が用いられることが多く、資料によっては別の語が添えられることもあります。

球根ベゴニア・フォーチュンベゴニア

大輪でバラのような花を咲かせる系統です。球根ベゴニアには「愛情」「誠実」が挙げられることがあります。フォーチュンベゴニアは球根ベゴニアを育てやすく改良した品種群で、秋の寄せ植えによく使われます。

クリスマスベゴニア(ベゴニア・ラブミー)

冬に出回る鉢花で、名前のとおりクリスマス前後が流通のピークです。冬に花を贈りたい場面で選ばれます。

木立性ベゴニア・レックスベゴニア

木立性は茎がまっすぐ立ち上がる系統、レックスベゴニア(根茎性)は葉の模様を観賞する系統です。どちらも花より姿を楽しむ性格が強く、花言葉としてはベゴニア全般のものが使われます。

センパフローレンス(四季咲きベゴニア)

花壇やプランターでもっともよく見る系統です。「愛の告白」「幸福な日々」が挙げられます。当サイトが撮影しているベゴニアもこの系統で、赤みの強い花色が寄せ植えの差し色によく効きます。

系統ごとに育て方がまるで違うので、購入したらまずラベルで系統を確認してください。違いは〈ベゴニアの育て方|夏越しと冬越し・切り戻し・挿し木で失敗しないコツ〉に表でまとめています。

ベゴニアの誕生花

ベゴニアは 10月18日11月29日 の誕生花とされています。

誕生花は複数の資料が並立していて、同じ日に別の花が挙げられることも、同じ花が別の日に挙げられることもあります。11月29日はベゴニアのほか、ホトトギスやマリーゴールドが挙げられることもあります。

10月・11月生まれの方への贈り物なら、花言葉と誕生花を合わせて添えると、選んだ理由が伝わりやすくなります。

鉢花を贈ったあとに育て方を聞かれることもあります。初心者向けに培養土・肥料・道具のそろえ方をまとめた〈花の育て方に必要なもの|道具・培養土・肥料ガイド〉もあわせてどうぞ。

ベゴニアを贈る場面

母の日

リーガースベゴニアは、カーネーションと並ぶ母の日の鉢花の定番です。定型的になりすぎず、それでいて花もちがよく長く楽しめるため、「今年は少し違うものを」という年に向きます。

「親切」「幸福な日々」という花言葉も、母の日に添える言葉として素直に働きます。

誕生日・記念日

10月・11月生まれの方には誕生花として。それ以外の場面でも、「愛の告白」を選んで贈ることができます。

鉢花で贈るときは、相手が育てられる環境かを考えておくと親切です。ベゴニアは半日陰でも育つので、日当たりの限られた住まいでも扱いやすい花です。

ベゴニアと風水

風水では、丸みのある葉を持つ植物は気を穏やかにするとされ、ベゴニアもその文脈で紹介されることがあります。置き場所としては玄関やリビングが挙げられます。

ただし、ベゴニアは直射日光の強い場所と乾燥に弱い花です。方角を優先して置き場所を決めると株が弱ることがあるので、植物として無理のない場所を先に選んでください。

風水の解釈には諸説あり、流派や資料によって説明が異なります。ここでは紹介されることの多い内容をまとめていますが、断定的な情報としては扱っていません。

名前の由来と基本情報

「ベゴニア」の由来

属名 Begonia は、17世紀のフランス領サント・ドミンゴ総督ミシェル・ベゴンの名にちなみます。植物学の保護者だった彼を記念して名づけられました。花の姿や性質ではなく、人名から来ている点が少し変わっています。

和名はシュウカイドウ

ベゴニアの和名は「シュウカイドウ(秋海棠)」です。ただし園芸の現場では、秋に淡いピンクの花を咲かせる特定の種を指して「シュウカイドウ」と呼び、それ以外を「ベゴニア」と呼び分けています。分類上はどちらもシュウカイドウ科シュウカイドウ属の仲間です。

四季咲きベゴニアは春から秋まで咲き続け、切り花ではなく鉢花や花壇苗として流通します。花もちがよく、鉢のまま長く楽しめるのが、贈り物に向く理由のひとつです。

見分け方は〈ベゴニアの育て方〉に表でまとめています。また、葉の姿が似ていて混同されやすいゼラニウムとの違いは〈ペラルゴニウムとは|ゼラニウム・ベゴニアとの違いと育て方〉にあります。

項目内容
和名シュウカイドウ(秋海棠)
学名Begonia
科名シュウカイドウ科シュウカイドウ属
原産地熱帯・亜熱帯(アジア・アフリカ・中南米)
開花時期4月〜11月(系統による)
花色赤・ピンク・白・オレンジ・黄
誕生花10月18日・11月29日

ベゴニアの花言葉によくある質問

ベゴニアの花言葉は?
「幸福な日々」「愛の告白」「片思い」「親切」が広く挙げられます。

ベゴニアに怖い花言葉はありますか?
一般的な資料では確認できませんでした。「片思い」が切ない意味を持ちますが、恐ろしい意味ではありません。

赤色のベゴニアの花言葉は?
「公平」です。情熱ではなく、偏りのなさを表します。

ピンクのベゴニアの花言葉は?
「丁寧」です。全般の花言葉として紹介されることもあります。

ベゴニアは何日の誕生花ですか?
10月18日と11月29日とされています。資料によって扱いが異なる場合があります。

ベゴニアの日本名は?
シュウカイドウ(秋海棠)です。ただし園芸では、特定の種だけを指して呼び分けています。

母の日にベゴニアを贈っても大丈夫ですか?
問題ありません。リーガースベゴニアは母の日の鉢花の定番です。

まとめと、次の一歩

ベゴニアの花言葉は「幸福な日々」「愛の告白」「片思い」「親切」。色別では赤が公平、ピンクが丁寧、白が真実・親切、黄色が繁栄です。「怖い」と言われる意味は、一般的な資料では確認できませんでした。贈り物に不向きな花ではありません。

花言葉を知ると、同じ一鉢が少し違って見えてきます。

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