
陸上で最も大きな動物、象。長い鼻や大きな耳が思い浮かびますが、近くで見てまず驚かされるのが、その肌です。岩のようにごつごつとして、深いしわが幾重にも刻まれた象の肌には、写真でこそ伝わる迫力があります。
このページでは、そんな象の肌の写真を中心に、器用な鼻や牙、大きな耳、しわ深い顔つき、そして陸上最大の体など、象の特徴を当サイトが実際に撮影した写真とともに紹介します。
象の肌・皮膚はなぜごつごつ?
象の肌は、遠目には灰色のなめらかな印象ですが、近づくと表情が一変します。表面は岩肌のようにごつごつとし、無数の深いしわが走っています。この厚くてしわの多い皮膚には、わずかな水分をためて乾きを防いだり、体の熱を逃がしたりする働きがあると考えられています。厚く頑丈に見えますが、実は虫さされを感じるほど敏感で、象は鼻やしっぽ、耳を使ってこまめに虫を払います。
しわの溝に泥や水がたまることで、暑い日でも体温が上がりすぎないよう保たれます。トップの写真は、その象の皮膚の質感を間近でとらえた一枚です。なめらかに見えて実は力強い、象ならではの肌の表情が伝わります。象は泥浴びや砂浴びを好み、全身に泥や砂をかぶることで、強い日ざしや虫から敏感な肌を守っているといわれます。乾いて固まった泥は、天然の日焼け止めや虫よけのように働くのです。
象の特徴(大きさ・鼻・牙・耳)
象は、体重が数トンにもなる陸上最大の動物です。最大の特徴である長い鼻は、上唇と鼻がのびて一体になったもので、まるで手の指のように器用に動きます。草や木の葉をつかんで口へ運び、水を吸い上げて飲んだり、体にシャワーのようにかけたりと、暮らしのあらゆる場面で活躍します。
口元からのびる牙は、一生のびつづける前歯(門歯)で、木の皮をはがしたり地面を掘ったりするのに使われます。大きな耳には血管が広がっていて、パタパタとあおいで風を起こし、体の熱を逃がす役割があるといわれます。大きな体を支える太い柱のような足は、裏側がやわらかく、足音を立てずに歩いたり、地面の細かな振動を感じ取ったりできるといわれています。
象の鼻のひみつ
象を象たらしめているのが、なんといっても長い鼻です。鼻の中にはとても多くの筋肉があるといわれ、太い丸太を持ち上げるような力強い動きから、小さな木の実をそっとつまむ繊細な動きまで、自在にこなします。鼻の先は指のように器用で、水を吸って口に運んだり、体にかけてシャワーのように使ったりもします。さらに、仲間とふれあったり、においをかいで遠くのようすを探ったりと、鼻はコミュニケーションの道具でもあるのです。
象の顔
正面から見た象の顔は、しわが深く刻まれ、長いまつげにふちどられた小さな目がとても穏やかです。大きな体に似合わない優しいまなざしは、写真で見るといっそう心に残ります。額の大きな盛り上がりや、ゆったりと動く耳とあわせて、象の顔にはどこか思慮深ささえ感じさせる魅力があります。鼻の先で器用に物をつまむしぐさとあわせて、象の表情豊かな一面が感じられます。
象の種類(アフリカゾウとアジアゾウ)
象には大きく分けてアフリカゾウとアジアゾウがいます。見分けやすいのは耳の大きさで、アフリカゾウの耳は大きく、アジアゾウの耳は小ぶりです。体もアフリカゾウのほうが大きく、背中のラインや牙の出方にも違いがあります。アフリカゾウは背中が中央でくぼむのに対し、アジアゾウは背中が丸く盛り上がって見えます。牙も、アフリカゾウはオスメスともに目立つのに対し、アジアゾウで大きな牙を持つのは主にオスです。同じ象でも、暮らす地域によって姿が少しずつ異なるのは興味深いところです。
象は何を食べる?
象は草や木の葉、木の皮などを食べる草食動物です。体が大きいぶん食べる量も多く、一日の大半を食事に費やし、大量の水も飲みます。母親と子どもを中心とした群れで暮らし、群れをまとめるのは年長のメスです。記憶力がよく仲間思いの動物としても知られ、人の耳には聞こえにくい低い音を使って、遠く離れた仲間とやりとりしているともいわれます。寿命は長く、人間に近い年齢まで生きる個体もいます。
象のお尻・歩く姿も
象の大きなお尻や、ゆっくりと歩く堂々とした姿も、別のページで紹介しています。
👉 象のお尻の写真
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