木漏れ日(木洩れ日)の写真素材|暗い森に差し込む光|active moment

葉と葉のすきまから差し込む光を「木漏れ日(こもれび)」と呼びます。このページでは、当社が撮りためた木漏れ日の写真を、撮ったときの状況とあわせてまとめています。

写真はすべて自社撮影のオリジナルです。壁紙・背景・資料のイメージ画像などにお使いいただけます。あわせて、「木洩れ日」という別の書き方、地面にできる丸い光の粒、そして光の筋が見える条件についても触れました。

目次

木漏れ日の写真(自社撮影)

暗い森に差し込む光芒

暗い森に差し込む木漏れ日の光芒

木々の天井(キャノピー)を透かして、太陽の光がまっすぐな筋になって降りてきています。まわりが暗いほど、光の筋は強く見えます。

森の中は思っている以上に暗く、目で見たときの「明るい/暗い」の差は、写真よりずっと小さく感じられます。人の目が明暗に合わせて絶えず調整してしまうためです。カメラはその差を素直に写すので、実際に立っていたときよりも劇的な1枚になりやすいのが、木漏れ日の写真の面白いところです。

薄暗い森のなかで光の筋だけが浮かび上がる構図は、静けさや、少し神秘的な雰囲気を出したいときの背景に向きます。

葉の重なりから落ちる光

葉の重なりから漏れる逆光の木漏れ日

こちらは光の筋ではなく、葉と葉のあいだから漏れた光そのものを見上げた1枚です。逆光になるため、葉は影として黒く沈み、透けた部分だけが明るく残ります。

葉脈が透けて見えるのも逆光ならではです。「木漏れ日」という言葉から多くの人が思い浮かべるのは、たぶんこちらの見え方ではないでしょうか。

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森の出口の光

木々に覆われた森の出口

木々のトンネルを抜けた先が明るく開けています。木漏れ日そのものではありませんが、暗い森と外の光のコントラストという意味では、同じ仲間の写真です。

「先に光がある」という構図は比喩として使いやすいのか、当社の写真のなかでもよく見られている1枚です。横長のため、バナーやヘッダーの背景にも収まります。

▶ 個別ページ:木々に覆われた森の出口

秋の木漏れ日

葉が色づきはじめた秋の木漏れ日

葉が色づきはじめた頃の木漏れ日です。同じ木でも、葉の色が変わると漏れてくる光の色まで変わります。緑の葉を透かした光はやや青みを帯び、黄葉を透かすと暖かい色に転びます。

季節の移り変わりを、風景ではなく光の色で見せたいときに。

▶ 個別ページ:木漏れ日

木漏れ日とは — 意味と読み方

木漏れ日は「こもれび」と読みます。木々の葉のすきまから漏れて差し込む日の光を指す言葉です。

指しているのは光そのものであって、光が当たっている場所や、木の下の空間そのものではありません。ただし実際の使われ方はもう少し広く、「木漏れ日の中を歩く」「木漏れ日のカフェ」のように、その光がある場所全体を指すこともあります。

「木漏れ日が差す」「木漏れ日が揺れる」「木漏れ日を浴びる」——動詞と組み合わせやすいのも、この言葉がよく使われる理由かもしれません。風で枝が動くたびに光の位置が変わるので、「揺れる」という表現が実感と結びつきます。

季語としては夏に分類されることが多いようですが、俳句の世界では扱いに幅があるとされています。

「木漏れ日」と「木洩れ日」— 2つの表記

同じ言葉に、木漏れ日木洩れ日という2つの書き方があります。

「漏」と「洩」はどちらも「もれる」と読む字で、意味もほぼ重なります。違うのは、「洩」が常用漢字に入っていないという点です。

そのため、新聞・教科書・公的な文書では「木漏れ日」が使われます。一方の「木洩れ日」は、小説や随筆のタイトル、店名、曲名など、字面の印象を選びたい場面で見かけることが多くなっています。「洩」のほうがどこかしっとりして見える——という理由で選ばれることが多いようです。

辞書のなかには「こもれ‐び【木漏れ日/木洩れ日】」のように、両方を併記しているものもあります。読み方はどちらも「こもれび」で変わりません。

どちらの表記が「正しい」というものではなく、常用漢字表の範囲かどうかという整理です。使い分けの慣習には諸説あり、媒体ごとの表記ルールにもよります。文書で統一が必要な場合は、お使いの媒体の表記基準をご確認ください。

地面にできる丸い光の粒 —「投影の形状」

木漏れ日が地面に落ちるとき、光の形が丸い粒になることがあります。葉のすきまは三角だったり細長かったりするのに、地面に映るのはなぜか丸——これは不思議に感じるところです。

これは、葉と葉のすきまが小さな穴(ピンホール)の役割をして、そこを通った光が太陽の像そのものを地面に映しているためだと説明されています。ピンホールカメラと同じ理屈で、穴の形ではなく光源の形が映る、というわけです。

映る粒の大きさは、すきまから地面までの距離で変わるとされています。背の高い木の下ほど粒は大きくぼんやりし、低い枝の下では小さくはっきりします。

同じ理屈から、日食のときには地面の光の粒が三日月形になるとも言われています。太陽が欠ければ、映る像も欠ける、ということです。日食の日に木の下へ行くと確かめられる、と紹介されることがあります。

木漏れ日の撮り方 — 光の筋が出る条件

木漏れ日を撮ろうとして「思ったより地味だった」となることがあります。上の1枚目のような光の筋(光芒)は、いつでも出るわけではないためです。

空気に粒があること

光の筋が見えるのは、空気中の細かい水滴やほこりに光が当たって散乱しているからです。からりと晴れて空気が澄みきった日ほど、光の筋は見えにくくなります。良い天気ほど撮れない、という少しひねくれた条件です。

朝方の湿った空気、雨上がり、霧が出た日。そういう「少し濁った空気」のほうが木漏れ日は撮りやすい、というのが現場での感覚です。

太陽を画面に入れず、すぐ外に置く

太陽そのものを画面に入れると、そちらの明るさに引っぱられて筋が飛んでしまいます。太陽を葉や幹でわずかに隠すか、画面のすぐ外に置く位置を探すと、筋が残りやすくなります。

半歩動くだけで見え方が変わるので、ファインダーをのぞきながら足で探すのが早道です。

露出は明るいほうに引っぱらない

森の中は暗いので、カメラに任せると全体を明るくしようとします。すると光の筋は白く飛び、背景は眠くなり、両方失うことになります。暗い森は暗いままに撮るほうが、木漏れ日は強く出ます。

露出補正をマイナスに振る、あるいは明るい部分で測光する。どちらでも構いませんが、「思ったより暗い」くらいが結果的にちょうどよくなります。

時間帯で狙いを変える

光の筋は、太陽が斜めから差す時間帯のほうが長く伸びます。真上から照る正午前後は筋が短く、代わりに地面の光の粒がはっきり出ます。筋を撮るなら朝夕、粒を撮るなら日中、と使い分けると空振りが減ります。

レンズと絞り

広角で撮ると、森全体の暗さと光の筋の関係がそのまま入ります。望遠で切り取ると、筋そのものが太く、密度の高い1本として見えます。どちらが正解ということはなく、暗さを見せたいのか、光を見せたいのかで選びます。

絞りを絞り込むと、葉のすきまからのぞいた太陽が放射状の光条になります。木漏れ日でこれを狙うなら、太陽をほんの少しだけ見せるのがコツです。見せすぎると、また筋が飛びます。

森の光芒と、雲の光芒

森の木々のあいだから差す光の筋と、雲の切れ間から差す光の筋は、実は同じ現象です。空気中の粒子に光が当たって散乱し、光の通り道が見える。呼び方だけが、場面によって変わります。

雲から差すものには薄明光線という呼び名があり、「天使の梯子」「ヤコブの梯子」「レンブラント光線」などとも呼ばれます。木漏れ日の光芒のほうに決まった別名はなく、写真の現場では単に「光芒」「光線」と呼ぶことが多いようです。

名前が違っても、撮る条件は同じです。空気が少し濁っていて、光源が画面の端にある——このふたつが揃うかどうかがすべてです。森で木漏れ日が撮れた日は、空を見上げても撮れることが多い、というくらいの関係にあります。

「Komorebi」は翻訳できない日本語か

木漏れ日は、「英語に一語では訳せない日本語」として紹介されることの多い言葉です。海外の記事やSNSでも Komorebi とローマ字のまま使われることがあります。

ただし、英語にまったく近い表現がないわけではありません。木の葉ごしのまだらな光は dappled sunlight、木々のあいだから差す光の筋は sunbeams through the trees のように言えます。

「該当する語がない」というより「一語で言い切る名詞を持っている言語が少ない」——このあたりが実際のところに近いようです。フランス語など他の言語と比べて論じた記事もあり、見方はひとつではありません。

いずれにしても、名前がついているということは、その光を昔から見て、わざわざ言葉にしてきたということです。写真を撮る側からすると、そこがいちばん面白いところかもしれません。

「翻訳できない日本語」という紹介のされ方については諸説あります。言語ごとの語彙の切り分け方の違いであって、優劣の話ではない、という指摘もあります。

木漏れ日と季節

木漏れ日は一年じゅうありますが、印象が最も強いのは葉が茂る初夏から夏にかけてでしょう。日差しが強く、葉が濃いほど、明暗の差が大きくなるためです。

秋は葉の色が抜けて光が黄色くなり、地面の粒もやわらかくなります。冬の落葉樹の林では、枝のすきまから差す光がまっすぐ地面まで届き、夏とはまるで別の場所に見えます。

同じ木の下でも、季節が変われば別の写真になる。木漏れ日は、通える場所を1か所持っておくと面白い被写体です。

この写真の使い方について

掲載している写真は、すべて当社(株式会社アクトプラザ)が撮影したオリジナルです。AI生成画像や外部から購入した素材は使用していません。

まとめ|次の一歩

木漏れ日は、光の筋として撮ることも、葉ごしの明るさとして撮ることもできます。撮りやすいのは、空気が少し湿った日の、暗い森。光源は画面の端に置いて、暗いところは暗いまま。

「木洩れ日」という別の書き方があることも、文章を書くときに覚えておくと役立ちます。

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この記事を書いた人

ActivePhotoStyleは、株式会社アクトプラザが運営する写真素材+コンテンツメディアです。2007年から19年にわたり、すべての写真は自社撮影、記事は実訪問・実取材に基づいて作成しています。

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