ゴリラの握力・種類・生態は?シルバーバックの秘密を写真で紹介|active moment

たくましいゴリラ(ニシローランドゴリラ)

がっしりとした肩、分厚い胸、そして静かで思慮深そうな瞳。ゴリラは、アフリカの森に暮らす現生霊長類で最大の動物です。強面な見た目から「怖い」「凶暴」というイメージを持たれがちですが、実際はとても温厚で平和主義な一面を持つ、知性ゆたかな類人猿です。

このページでは、当サイトが実際に撮影したゴリラの写真とともに、気になる握力や高い知能、群れを率いる「シルバーバック」、ニシローランドやマウンテンといった種類の違い、そして本当は危険なのかどうかまで、ゴリラの魅力をまとめて紹介します。

目次

ゴリラってどんな動物?

ゴリラは、ヒト・オランウータン・チンパンジーと同じヒト科に分類される大型類人猿で、アフリカ中央部の熱帯雨林に暮らします。現生の霊長類の中では最も大きく、オスは体重150〜180kgほど、両腕を広げると2m以上に達する個体もいます。私たち人間と遺伝子の97%以上を共有する、いわば近い親戚のような存在です。

「ゴリラ」という名前は、ギリシャ語で「毛深い部族」を意味する言葉に由来するといわれています。漢字では「大猩猩(おおしょうじょう)」と書き、オランウータンの「猩猩」、チンパンジーの「黒猩猩」と並ぶ、猩猩の仲間として名づけられました。英語ではそのまま「gorilla」です。

ゴリラの生態|草食で筋肉質、群れで暮らす

あれだけ筋肉質な体でありながら、ゴリラは葉や茎、果実、樹皮、種子などを食べる草食中心の動物です(昆虫を少し口にすることもあります)。大きな体を植物だけで支えられるのは、長い腸内で植物繊維をゆっくり分解する消化のしくみを持っているためだと考えられています。

ゴリラは群れで暮らす社会的な動物です。1頭のおとなのオスを中心に、数頭のメスとその子どもたちで10頭前後の群れをつくります。指の背を地面につけて歩く独特の歩き方は「ナックルウォーク」と呼ばれ、体の大きなゴリラはおもに地上で生活します。夜は枝葉を集めてベッドをつくって眠りますが、重いオスは地上で休むことがほとんどです。

ゴリラの握力はどれくらい?

「ゴリラの握力はすごい」とよく語られます。太い枝を軽々と扱い、硬い植物を裂くその手の力は確かに人間の比ではありません。ただし「握力◯◯kg」といった具体的な数値には諸説あり、正確に測定されたものではありません。「霊長類最強」といった表現も俗説に近く、断定はできません。とはいえ、大きな体を支え、森の暮らしをこなす力強い手であることは間違いないでしょう。

力だけでなく知能も非常に高く、鏡に映った姿を自分だと認識できる(自己認知)ことや、人に育てられた個体が手話のような合図を覚えた例も知られています。力と知性を兼ね備えた動物、それがゴリラです。

シルバーバックとは?群れのリーダー

おとなのオスのゴリラは、13歳ごろになると背中から腰にかけての毛が銀白色に変わります。この姿から、成熟したオスは「シルバーバック」と呼ばれます。シルバーバックは群れのリーダーで、食事や移動、寝る場所を決め、ヒョウなどの外敵や争いから群れ全体を守る、頼れる存在です。

まだ背中の黒い若いオスは「ブラックバック」と呼ばれ、シルバーバックと協力して群れの後方を守ることもあります。見た目の迫力とはうらはらに、シルバーバックは子煩悩で、子どもの面倒をよく見る優しい父親のような一面も持っています。

ゴリラの種類(2種4亜種)

ゴリラは現在、大きく「ニシゴリラ」「ヒガシゴリラ」の2種に分けられ、さらに次の4亜種に分類されています。

・ニシローランドゴリラ…西アフリカの低地林に生息。ゴリラの中では最小ですが、日本の動物園で会えるのはこの亜種です。
・クロスリバーゴリラ…ナイジェリアとカメルーンの国境付近にわずかに生息する希少な亜種。
・マウンテンゴリラ…標高の高い山地林に生息。がっしりと大きく、力強さで知られます。
・ヒガシローランドゴリラ(グラウアーゴリラ)…コンゴ民主共和国東部に生息。

いずれのゴリラも、森林伐採や密猟、紛争などによって数を減らし、絶滅の危機にさらされています。日本国内で暮らすゴリラは数十頭ほどと少なく、貴重な存在です。

ゴリラは危険?本当の性格

強そうな見た目から「ゴリラは危険」「凶暴」と思われがちですが、実際はとても温厚で平和主義な動物とされています。争いをできるだけ避け、繊細でデリケートな性格の持ち主です。有名な「ドラミング」(手のひらで胸をポコポコと叩く行動)も、単なる威嚇ではなく、自分の存在を知らせたり気持ちを表したりするコミュニケーションの意味合いが強いと考えられています。

もちろん野生動物ですから、刺激したり縄張りを脅かしたりすれば身を守ろうとします。けれど静かに見守っている限り、ゴリラのほうから襲ってくることはめったにないといわれています。

ゴリラの寿命

ゴリラの寿命は、野生でおよそ35〜40年、動物園などの飼育下では40〜50年ほどとされています。ゆっくりと成長し、群れの中で長い時間をかけて子どもを育てる、じっくりと生きる動物です。

ゴリラに会える動物園

日本の動物園で会えるゴリラは、すべてニシローランドゴリラです。上野動物園(東京)、京都市動物園、東山動植物園(愛知)、千葉市動物公園、日本モンキーセンター(愛知)などで暮らしており、家族で群れをつくる様子を観察できることもあります。

立派なシルバーバックの貫禄や、母親に甘える子ゴリラのしぐさは、実際に見ると写真以上に心を打たれます。お近くの動物園で、ぜひ本物のゴリラに会ってみてください。

ゴリラに関連する写真

愛くるしい表情や、下をじっと眺める姿、食事中のゴリラなど、ほかにもゴリラの写真をご用意しています。

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この記事を書いた人

ActivePhotoStyleは、株式会社アクトプラザが運営する写真素材+コンテンツメディアです。2007年から19年にわたり、すべての写真は自社撮影、記事は実訪問・実取材に基づいて作成しています。

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