写真はすべて自社で撮影したオリジナルです。掲載画像は右クリック(スマホは長押し)で保存してお使いいただけます。登録・著作権表記は不要、出典表示は任意です。

表情ゆたかな顔と、じっと考えているような瞳。チンパンジーは「ヒトに最も近い動物」といわれる大型類人猿です。私たち人間とDNAの大部分を共有し、道具を使いこなす高い知能を持つことで知られています。
このページでは、当サイトが実際に撮影したチンパンジーの写真とともに、ヒトの3歳児並みともいわれる知能、強い握力、群れの暮らし、よく似たボノボとの違い、そして本当は危険なのかどうかまで、チンパンジーの魅力をまとめて紹介します。
チンパンジーってどんな動物?
チンパンジーは、ヒト・ゴリラ・オランウータンと同じヒト科に分類される類人猿で、アフリカの熱帯雨林からサバンナまで幅広い環境に暮らします。体長はオスで85cmほど、立ち上がると150cm近くになります。全身は黒い毛におおわれ、成長するにつれて顔の色が濃くなっていくのが特徴です。
チンパンジーは「ヒトに最も近い動物」とも呼ばれ、DNAの98%前後を人間と共有しているといわれます。漢字では「黒猩猩(くろしょうじょう)」と書き、オランウータンの「猩猩」、ゴリラの「大猩猩」と並ぶ猩猩の仲間です。英語では「chimpanzee」と表記されます。
チンパンジーの知能|ヒトの3歳児並み?
チンパンジーの最大の魅力は、その高い知能です。人間でいうと2〜3歳児ほどの知能を持つといわれ、石を使って硬い木の実を割ったり、細い枝をアリ塚に差し込んでアリを釣り上げたりと、身の回りのものを道具として巧みに使いこなします。
仲間との関係も複雑で、上位・下位の順位があり、「握手」や「おじぎ」のような挨拶のしぐさも観察されています。表情や鳴き声、身ぶりを使って豊かにコミュニケーションをとる姿は、私たち人間の社会を映す鏡のようだと語られることもあります。
チンパンジーの握力はどれくらい?
チンパンジーは小さな体に似合わず、非常に強い握力を持つといわれます。一説には200〜300kgほどともいわれますが、これらの数値には諸説あり、正確に測定されたものではありません。いずれにせよ、木から木へと移動し、硬い食べ物を扱う暮らしを支える、力強い手であることは確かです。手は物をつかむのに適した形をしていて、指の背を地面につけて歩くナックルウォークで移動します。
チンパンジーの生態|群れで暮らす雑食の動物
チンパンジーは群れをつくって暮らす社会的な動物です。数頭から時に100頭を超える大きな集団をつくり、状況に応じて小さなグループに分かれたり集まったりしながら生活します。食べ物は雑食で、果実を主食に、葉や種子、昆虫、小動物なども口にします。昼間に活動し、夜は樹上に枝葉でベッドをつくって眠ります。
チンパンジーとボノボの違い
チンパンジーによく似た近縁種にボノボ(別名ピグミーチンパンジー)がいます。ボノボはチンパンジーより体つきがほっそりとしていて、直立二足歩行が得意なこと、そして争いを性行動などでやわらげる平和的な性質で知られます。どちらもコンゴ川をはさんで分布し、ヒトにとても近い仲間ですが、社会のあり方は対照的だといわれています。
チンパンジーは危険?飼える?
愛らしい見た目から「ペットにしたい」と思う人もいますが、チンパンジーは力が非常に強い野生動物です。おとなになると人間の何倍もの力を持ち、群れの中では激しい争いも起こります。海外ではペットとして飼われた個体が人に大けがを負わせた事例も報告されており、一般家庭で飼える動物ではありません。あくまで野生動物・展示動物として、適切な距離をもって見守るのがよいでしょう。むやみに擬人化せず、その生態を尊重したいものです。
チンパンジーの寿命
チンパンジーの寿命は、野生でおよそ40年前後、飼育下ではさらに長く生きる個体もいるとされています。母親と子どもの絆はとても強く、子どもは長い時間をかけて母親から生きるための知恵を学びます。人間と同じように、年をとると頭の毛が薄くなる個体もいるのが面白いところです。
チンパンジーに会える動物園
チンパンジーは日本の多くの動物園で会うことができます。1927年に大阪の天王寺動物園で国内初めて飼育されて以来、各地で親しまれてきました。福岡市動物園、東山動植物園(愛知)、日本モンキーセンター(愛知)などで、道具を使ったり仲間とやりとりしたりする賢い姿を観察できます。
表情ゆたかで、見ていて飽きないチンパンジー。お近くの動物園で、その知性あふれるしぐさをじっくり観察してみてください。
チンパンジーに関連する写真
遠くをじっと見つめるチンパンジーの写真もご用意しています。
