
「好き、嫌い、好き、嫌い…」と一枚ずつ花びらをちぎりながら恋を占う「花占い」。世界中で愛されているこの恋占いに、なぜマーガレットが使われるのでしょうか?その答えは、マーガレットの花びらの数にあります。
この記事では、マーガレットの花びらの枚数、なぜ規則性がないのか、恋占いに使われるようになった理由、よく似たデイジーとの花びらの違いまで、自社撮影の写真とともに解説します。
マーガレットの花びらの数は何枚?
マーガレットの花びらの数は、おおよそ20枚程度です。ただしこれは目安で、実は花びらの枚数に決まった規則性はありません。
同じ株のマーガレットでも、花ごとに花びらの枚数が異なります。15枚程度のものもあれば、25枚以上のものもあり、個体差が大きいのが特徴です。
なぜマーガレットの花びらは枚数が決まっていないのか
植物の多くは、花びらの枚数に規則性があります。たとえばユリは6枚、サクラは5枚、コスモスは8枚と決まっています。これは植物が遺伝的に持っている性質で、種類ごとにほぼ一定の枚数を保ちます。
ところがマーガレットは、品種や個体、生育環境によって花びらの枚数が大きく変わります。これはマーガレットがキク科の植物で、中心の管状花を取り囲む「舌状花(ぜつじょうか)」が花びらに見えるためです。舌状花の数は遺伝的に厳密に決まっておらず、栄養状態や開花時期によって変動します。
この「決まっていない」という性質こそが、マーガレットを恋占いの花にした最大の理由です。
マーガレットが恋占い・花占いに使われる理由
「好き、嫌い、好き、嫌い…」と一枚ずつ花びらをちぎりながら結果を占う花占いは、世界中で親しまれてきました。マーガレットがこの占いの代表的な花になったのは、以下の3つの理由からです。
花びらの枚数が読めない
ヒマワリやコスモスのように花びらの枚数が決まっていると、占う前に結果が予想できてしまいます。マーガレットは花ごとに花びらの枚数が違うため、最後の一枚まで結果がわからないドキドキ感があります。これが恋占いに最適な性質です。
花言葉が「真実の愛」
マーガレットの花言葉は「真実の愛」「心に秘めた愛」「信頼」「誠実」と、すべてが愛情にまつわるものです。恋する気持ちをそっと託すのにふさわしい花言葉が、占いの文化を後押ししました。
花びらをちぎりやすい形状
マーガレットの花びらは細長く、根元から綺麗にちぎれる形状をしています。一枚ずつちぎりながら声に出して占うのに、物理的にも適した花の構造です。
マーガレットの花占いの歴史
花占いの起源は古く、ヨーロッパでは中世から「Effeuiller la marguerite(マーガレットの花びらを摘む)」と呼ばれ、フランス語の慣用句にもなっています。
英語圏でも「He loves me, he loves me not(彼は私を愛している、愛していない)」と一枚ずつ唱える花占いが定番で、童話や詩、絵本などに繰り返し登場します。日本でも「好き、嫌い」と訳されて広まり、子どもから大人まで一度は経験のある恋占いの定番となりました。
マーガレットとデイジーの花びらの違い
マーガレットとよく似た花にデイジー(ヒナギク)があります。どちらもキク科の白い花ですが、花びらに違いがあります。
- マーガレット:花びらは20枚程度。形は細長く、すらりと整っている
- デイジー:花びらは30〜80枚以上と多く、形はやや短くふっくらしている
デイジーは花びらの枚数が多いため、恋占いには向きません。マーガレットの「20枚程度」というちょうど良い枚数が、占いの文化を支えたといえます。
マーガレットは多年草で長く楽しめる
マーガレットは多年草で、一度植えれば毎年花を咲かせてくれます。開花時期は12月から6月までと長く、春先には花壇いっぱいに白やピンクの花を咲かせます。
毎年咲く花で恋占いを楽しむのは、マーガレットならではの贅沢です。
まとめ
マーガレットの花びらの数は、おおよそ20枚程度ですが、実は決まった規則性はありません。この「枚数が読めない」性質こそが、世界中で愛される恋占いの花になった理由です。
花言葉「真実の愛」と相まって、マーガレットは古くから恋する気持ちを託す花として親しまれてきました。ガーデニングで育てたマーガレットで、ぜひ恋占いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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